エアソフトガンの2019年の世界市場規模は約2000億円に

日本で生まれたサバゲーは今やエアソフト(AIRSOFT)という名で世界中に広まり、プレーヤーは増加している。それに合わせエアソフトガン市場も急成長しており、2019年にその市場は規模は約18億ドル(2000億円)になるとFact.MRが市場調査による予測を発表した。

エアガン業界は今後も堅調に成長

Fact.MRの最近の市場調査によると、エアガンの世界的な販売台数は2018年に270万台に達しました。レポートでは、2019年のエアソフトガンの販売量は前年より6%増加すると予測している。レポートではエアソフトガン業界は2029年までの10年の年平均成長率は7%と堅調な成長見通しを示している。

業界を引っ張る4強

市場の成長に伴いエアソフトガン業界は厳しい競争にさらされている。その中で優位に立っているのが日本の東京マルイ、アメリカのコルト、フランスのサイバーガン、ドイツのUMAREXになり、市場の30〜35%のシェアを獲得している。近年では実銃メーカーのエアガン参入もあり、実銃をリアルに再現した製品が多数出てきている。メーカーは人気のある銃モデルの正確なサイズ、重量、および感触の再現に重点を置いて製品開発を行っており、価格に関しても競争力ある価格で展開している。今後もそのトレンドは継続すると思われる。またサードパーティ製のカスタムパーツを製造するメーカーも増えており、相互の関係性の発展やアフターサービスなどの充実が市場を拡大する上で重要になってくる。

広がるエアガンの需要

エアガンは日本、アジアで広まり、その後主要マーケットはヨーロッパに移り、近年の主要マーケットは北米に移り、世界市場の3分の2を占めている。特にミレニアム世代(2000年以降生まれ)の若者の間でエアソフトスポーツ熱が高まっており、学校では非公式ながらエアソフトのスポーツクラブもある。エアソフトスポーツ以外にも射撃競技用としの需要、さらに軍隊や警察の訓練用しても採用が進んでおり、市場を広げている。今後、大きな成長が見込まれるのが中東・アフリカ地域になり、特に中東においては富裕層によるエアソフトスポーツの参加が増えている。

今後の課題

全世界のエアガン市場の4分の3は厳しい枠組みの中で成り立っており、特に中国や韓国、マレーシアなどはいくつかの国は厳しい規制の中にあり、市場を制限している。また、レポートに記載はないが、アメリカでは銃規制の声が高まっており、リアルな銃を再現するエアガンにもその声が広まっており余談を許さない状況になっている。

メーカーにおいては実銃メーカーがエアガンにも参入し、肖像権や商標、知的財産について厳しくなっており、今後、権利を侵すメーカーは淘汰されている可能性がある。エアソフトスポーツの普及に伴い目の怪我も相対的に増えており、BB弾の使用を続けるのかは課題になるとも伝えており、確かにBB弾など実体が出なければ、様々な規制もクリアできて市場は爆発的に伸びると思われる。

とにかく、世界のエアガン市場の未来は明るいということ、日本のサバゲーもそれに合わせて成長してくれるといいですね。

https://www.factmr.com/report/1429/airsoft-guns-market

エアソフトガンの2019年の全世界の市場規模は約2000億円に
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