サバゲーで必須な装備が目を保護するゴーグルです。ゴーグルにもいくつかタイプがあり、それら総称するとアイウェアと呼ばれます。
サバゲーは直径6㎜のBB弾が飛びかうゲームです。裸眼に当たれば最悪失明する恐れがあります。事故の防止の為に、サバゲーフィールド内においてアイウェアは必ず装着しなければなりません。このアイウェアは大きく3つに分類されます。
ゴーグル
多くのサバゲーマーがつけているのがゴーグルタイプのものです。これらのゴーグルは目の周辺を覆う部分が広く、肌と接する部分にスポンジなどが付いており、隙間を塞ぎ、BB弾や破片の侵入を防ぎ、360°目を保護します。装着はゴムで後頭部としっかり固定します。
レンズに関してはクリアタイプとサングラスがあります。真夏や逆光のときはサングラスタイプが有効なります。しかし、インドアや陰影のある場所、太陽が陰ってきたときは逆に視界が悪くなり、BB弾の弾道が見えにくくなり、敵の発見も遅れたります。状況に応じて付け替えるように2種類持つことをおすすめします。
ゴーグルは気密性があるため、夏場は汗ばむとゴーグルが曇って、視界がぼやけることが多いです。ゲーム中に外してレンズを拭くわけにもいきません。若干高くはなりますが、曇り防止機能が付いたゴーグルお勧めします。曇り止め液なども別で売っていますので、これをレンズに塗るのもありです。
デメリット
安全・保護レベルが高い分、サイズが大きく、重量があり、荷物としてはかさばります。 また機密性が高いため、汗ばむと曇りやすいのと、大きくでっぱっている形状のため、射撃スタイルによって、ライフルの照準時やスコープを除く際にエアガンに干渉して邪魔に感じることがあります。
メッシュゴーグル
レンズの部分がメッシュなっているゴーグルも売っています。メッシュなので通気性がいいので曇る事がありませんが、BB弾が砕けて破片が目に入る可能性もあり、推奨はされていません。フィールドによっては使用も禁止されています。
シューティングラス
シューティンググラスはそもそも、射撃時の発砲に伴う火薬や異物から目を保護するために着用する保護メガネになります。
シューティンググラスはメガネタイプになり、そのスタイリッシュなデザインから人気も高く、映画やテレビでみる兵士がかけている姿もよく見るでしょう。またゴーグルと比べ軽く、脱着が楽で曇りづらく、照準時の銃との干渉も少ないと、もろもろ利便性がよいアイウェアになります。
デメリット
大切な安全面に関してはゴーグルより大きく劣ります。シューティンググラスはゴーグルと比べ覆う面積が少なく、下や横に隙間が空いているものが多く見受けれます。BB弾は必ずしも正面から来るとは限られません。また、耳にかけるだけでは固定が弱く、何かの拍子に脱落するおそれもあります。安全性が確保されているとはいえず、フィールドによっては利用は禁止しています。インドアフィールドでは100%とNGと思ってもよいでしょう。
しかし、シューティンググラスの中にはゴーグルと同様に隙間が埋まるガスケットが付いたものやゴムバンド付きでしっかり顔に固定できるものもあります。シューティンググラスを選ぶさいはこういったモデルを選択することをおすすめします。
フルフェイスマスク
ゴーグルとフェイスガードが一体となったものです。ゴーグルもシューティングラスも基本、目しか守ってくれません。目以外の部分はさらされている事になります。そんな顔全体を守ってくれるのがフルフェイスマスクです。一番安全性が高いアイウェアです。フィールドでレンタルで貸与されるのもフルフェイスマスクが基本になります。
ゴーグル、シューティンググラスでも別途フェイスガードも合わせて装備することでフルフェイスと同程度に顔全体を守ることができますが、どうしても隙間はできてしまうので、顔全体をしっかり守りたい人、安全面を最優先する方はフルフェイスを購入してください。
デメリット
難点としては荷物としてかさばります。ゴーグル同様に照準時にエアガンに干渉します。
ゴーグルレンズの材質について
現在のゴーグル・シューティンググラスは軽量かつ強度があるポリカーボネートを使用したものがほとんどです。これは防護服や防弾盾、宇宙素材にも使われている素材です。しかし、格安の粗悪品などは脆弱な素材を使っていることがあります。エアガンショップで売っているものは概ね問題ないかと思いますし、心配な時は店員に確認してください。ネットなどで購入する際は値段で決めずに材質など確認して購入するようにしてください。
ポリカーボネート傷つきやすい
ポリカーボネートは保護と可視性の双方に優れた素材ですが、すぐに傷が付くという欠点があります。レンズが傷つくと視界が悪くなるので、BB弾が当たるのはしょうがないとしてレンズを傷つけないに気を付けてください。また、傷防止のために一部のアイウェアには傷防止のためのアンチスクラッチコーティングで処理されています。
耐衝撃規格
日本で発売されているサバゲー用のアイウェアは米国やEUのメーカーが殆どです。米国とEUには「ANSI Z87」または「CE EN166」と呼ばれる2つの安全基準があります。アイウェア購入する際は少なくともこれらの1つを持っている製品を購入することをお薦めします。これらの規格は、アイウェアが公式の実験手順を経て、米国またはEUの基準に従って安全性を検証したことを示しています。アイウェアにこれらの評価がない場合、米国、EUの安全基準の耐久性を保持していないことになります。
おすすめのメーカー
ESS
アメリカのメーカーになり、アメリカ軍や警察、消防向けのアイウェアを開発製造しており、実績、信頼ともに抜群のメーカーになります。
Bolle
スキーやロードバイクなどスポーツ向けのアイウェアを提供するフランスのメーカーです。値段も手ごろで利用者も多く評価も高いメーカーになります。
まとめ
アイウェアはサバゲーにとって一番重要な装備です。価格、カッコよさ、利便性も大事ですが、どれも安全には変えられません。安全第一でアイウェアは選びましょう。