サバゲーマーの皆さん、サバゲーしてない人から「サバゲーって痛くないの?」とよく聞かれません? 私は結構聞かれる率が高いです。私はそう聞かれると「痛くない!」と答えます。ただ、これは”痛み”が”ない”という意味ではなく、他のスポーツとかと比べれば”痛くない”という意味です。皆さん考えてください、痛みを伴わないスポーツってありますか?
球技は球(弾)が当たるもの
サバゲーも一応、球体のBB弾を扱うという意味で球技です(笑)。なので、球技に例えていつも説明しています。サッカーやバレーボールも球(弾?)が当たることはしばしばありますよね?というか、両者はむしろ当たりに行くので当たるという表現は正しく無いですね。 野球はボールに当たることは少ないですがデッドボールや守備の時には打球が飛んできます。卓球もスマッシュが当たることはあります。どの競技も当たれば大なり小なり当たれば痛いです。では、痛みはいかほどのなのか? しかし、残念ながら痛みを数値化することができなので エネルギー、熱量、電力量の単位ジュール(J)で数値してみようと思う。サバゲーマーの皆様ならご存知の単位です。
ジュールの計算式
計算式は、以下になります。
運動エネルギー(J) = 1/2 x 質量(重量) x 速度の2乗
高校の物理で習うらしいのですが私は文系だったため、習った記憶がありませんでした。
上記の計算式に習うと速度が2倍になると、運動エネルギーは4倍になり、速度が10倍になると、運動エネルギーは100倍になるらしい。この計算式をもとに各球技スポーツのジュールを計算してみようと思います。
サバゲーの場合
皆さんご存じの通り、エアガンのパワー上限は銃刀法で厳しく定められており、0.98ジュールを下回らなければいけません。今回は0.20gBB弾を使用して、インドアでのレギュレーションもふまえ初速90m/sのエアガンを使用した場合で計算します。ちなみに90m/sを㎞に変換すると実は324㎞にもなります。これは東北新幹線の営業速度(320㎞)と同等です。
重量:0.20g 速度:90m/s(324㎞)
計算結果:0.81 ジュール
野球の場合
野球の硬式球の重量の平均は145gになります。プロ野球の最速記録は159㎞になります。しかし、今回は趣味レベルで考え、軟式ボールで計算します。一番重いA号の平均135g、速度(球速)は100㎞で計算します。
重量:135g 速度:100㎞
計算結果:52.08 ジュール
サッカーの場合
サッカーボールはフットサル用も含めて重量の平均は430gになります。ボールスピードに関しては世界最速のシュートが180㎞です。プロの場合120㎞ぐらいで早いレベルなので趣味のレベルで90㎞で計算します。
重量:430g 速度:90㎞
計算結果:134.4 ジュール
バレーボールの場合
バレーボールの重量の平均は230gになります。世界レベルのスパイクの最速が150㎞ぐらいになり、ジャンプサーブが130㎞です。趣味のレベルでスパイク100㎞で計算します。
重量:230g 速度:100㎞
計算結果:88.73 ジュール
バスケットの場合
バスケットボールの重量の平均が600gになります。パススピードはNBAのレベルで早くて60㎞なので、趣味のレベルで45㎞で計算します。
重量:600g 速度:45㎞
計算結果:46.88 ジュール
卓球の場合
卓球ボールの重量の平均が2.7gになります。スマッシュのスピードが世界レベルで160㎞なので、趣味のレベルで110㎞で計算します。
重量:2.7g 速度:110㎞
計算結果:1.5 ジュール
ジュールまとめ
重量 | 速度 | ジュール(J) | |
サバゲー | 0.20g | 90m/s(324㎞) | 0.81 |
野球 | 135g | 100㎞ | 52.08 |
サッカー | 430g | 90㎞ | 134.4 |
バレーボール | 230g | 100㎞ | 88.73 |
バスケット | 600g | 45㎞ | 46.88 |
卓球 | 2.7g | 110㎞ | 1.26 |
こうしてみると、サバゲー(エアガン)のパワーはサッカーの165分の1、卓球の3分の2しかありません。エネルギーだけの観点で見ればサッカーがもっとも球(弾)のパワーが高いんです。
筆者はもともとサッカー部でしたが、ボールの当たり所によって悶絶、うずくまる時がありました。サバゲーでBB弾当たってもそんなことは滅多にないと思います。
バレーボールは慣れていないせいもあり、スパイク受けるのは毎度痛かった記憶があり、いつも腕が真っ赤になったのを覚えています。野球はデッドボールも痛いですが、守備が痛かった記憶があります。特に内野守備では打球が早いし、どこに飛んでくるかも分からないので体で止めにいっていました。バスケは顔の高さでパスをするので顔面に当たることがあって、これは痛かった。卓球はというと、部活にも入っている時期もありましたが、正直スマッシュ受けてもあまり痛かった記憶はありません。
更にサッカーやバスケはボディコンタクトが多く、ボールが当たるよりも踏まれたり削られたり倒れる時の方がよっぽど痛かったです。
サバゲーも痛いですが、顔も防御しているし、本当に痛いと感じることは一日に何回も無いと思います。
痛いよりも楽しいが勝つ
結局、どのスポーツでも痛い、怪我する時もあるの続けるのはなぜか? それは楽しいからですよね?球技以外もスキーやスノボー、スケボーだって転ぶと痛い。マラソンだってつらいし、足も痛くなる。なのになぜか続けるのか? それは楽しいからですよね。痛かったことを忘れるんです。 サバゲーも同じことです。
ジュール=痛み・威力ではない
しかし、勘違いして欲しくないのはジュールが少ないから安全というわけではないです。サバゲー散々痛い思いをしてきた人もいると思います。痛いの事実です。実際の威力には物質の硬度や密度、反発力、表面積なども絡んできます。威力の小さい拳銃弾5.5㎜口径の.22ショートで95ジュールになります。サッカーよりもジュールが低いですが殺傷能力があります。エアガンも扱い方によっては人を傷つけてしまいます。時に怪我以上の痛みを負ってしまう事もあります。その点は新人サバゲーマーさんにはちゃんと説明してあげましょう。