チャイナ服、ベトナムのアオザイにも似たような上下繋ぎの上の写真のような服をみたことないだろうか?これは南アジア・中東の民族衣装でアフガニスタンやパキスタン、インドなど着られている服です。日本ではほぼ見かけることはありませんが、サバゲーフィールドでは稀に目にする衣装です。
サルワール・カミーズ
正式にはサルワール・カミーズ(Shalwar kameez)という名前でインドやバングラディシュといった南アジアでは女性が着用するものですが、アフガニスタンやパキスタン、中央アジアの国々では男性も着用します。服の種類でいうとチュニックに分類されるようです。
丈の長さは膝下まであり、サイドには浅いスリット、下はスカートのように開いた形です。ウエストはゆったりしており、脱ぎ着しやすく動きやすい設計になっています。大きいレインコート、ポンチョに近い形です。カミースの下には上と合わせてセットアップされたズボンを履くことが多いようです。
少なくとも13世紀頃から同地域で着られており、今でも広く着用されるなど伝統ある衣装です。
なぜ?サバゲーで広まった
カミースを日本で見るのは日本に住むインド人の女性ぐらいです。そして、もう一つ見られる場所がサバゲーフィールドです。決して多くはありませんが、たまに見かける事があります。なぜ、サバゲーでカミースをきるのでしょう。
CIAが着用していた
それは米国のCIAや特殊部隊がカミースを着用してことです。アフガニスタンでタリバンを討伐するためにはそれと敵対する部族を味方に付ける必要があり、CIAの特殊工作員と米軍の特殊部隊は現地の武装組織と協力し、共に行動するなどしました。その際、目立たないよう現地人と同じ格好するためにカミースを着用した装備の写真がネットにも広まりました。
また、ニュースや映画、アニメに出てくるテロリストや武装組織もカミースを着用して武装、戦う姿が映し出されており、タリバンの特殊部隊は迷彩のカミースを着用しています。サバゲーはミリタリーコスプレの側面もあります。CIAや中東武装組織の模倣という形でカミースの着用が一部の間で広まります。
サバゲーでのカミース
先ほども述べているようにカミースは脱ぎ着しやすく動きやすいのでサバゲーにも最適です。デザイン的にもジェンダーフリーで男性女性どちらでも似合います。通気性もよく重ね着しやすいので季節に関係なく着用できます。
チェストリグを装備しよう
【globalzakka】 ミリタリー サバゲー チェストリグ グリーン
カミース着用時にお薦めしたいのはチェストリグです。実際、武装組織が着用しているのがチェストリグということもあり、装備としてはしっくりきます。
帽子はパコール
こちらも民族衣装で、現地の人が被っており、より雰囲気を出すならこちらをお勧めします。
アフガンストール
【Ludus Felix】アフガンストール シュマグ Cotton 100% (ブラック)
いわゆるシュマグです。
あと、男性の方なら髭を生やすともっと雰囲気がでます。中東では宗教的な理由で男性のほとんどが髭を生やしています。
他の人と違った装備をしてみたいと思う方はカミースを着用してみてはいかがでしょう。もちろん私服でも使えます。