世界の迷彩パターンの第6弾はドイツで生まれた新しい迷彩パターンCONCAMO(コンカモ)について紹介します。
CONCAMOとは
コンカモはドイツのMatthias Bürgin氏によって開発された迷彩になります。 Bürgin氏は若い頃から虫や昆虫の擬態に関心を持ち、12歳で自身でギリースーツを作成し、かくれんぼのキングになります。その後、彼はドイツ軍の空挺部隊に入隊し、実地を通して迷彩の効果や知識を深めていきます。そして、除隊後の1992年より、軍での経験をもとに、より効果的で実戦的な迷彩のデザインの検討を始めます。その後、何度も改良を重ね2017年に今のパターンが完成します。ドイツ連邦軍の特殊部隊の一部は市場にローンチする前からCONCAMOを採用しています。
CONCAMO迷彩の特徴
CONCAMOは知覚心理学に基づいた迷彩システムで、その卓越したパフォーマンスは自然に存在する形状に基づいており、長年にわたって綿密にカタログ化され、評価されてきました。8色の様々な色と陰影が25のレイヤーで重なり合うその迷彩に潜在意識は無意識に圧倒されカオス的な錯覚を起こします。その影響下で自然な形を見分けを行う過負荷により、意識への関連情報の伝達が停止または遅延することにより迷彩を着る対象者がぼやかされカモフラージュされます。このように潜在意識の混乱を利用することから「混乱迷彩」とも呼ばれています。
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