世界の迷彩パターンの第17弾はポーランド軍の標準迷彩「Wz93.Pantera(パンテラ)」について紹介します。
Wz93.Panteraとは?
スペイン語やポーランド語で「豹」を意味する”Pantera(パンテラ)”。1990年代にポーランド軍に導入された迷彩になる。最初はポーランド特別軍(特殊部隊)の緊急対応作戦グループJW GROMに採用され、そこで改修された後、1993年にポーランド軍の全部隊および国境警備隊の標準的なカモフラージュに採用され「Wz93.Pantera」と名付けられる。ちなみにパンテラの前は”PUMA(ピューマ)”と呼ばれる迷彩を採用しており、ポーランド軍はネコ科の捕食動物の名前を付けるのが好きなようだ。
Panteraの特徴
パンテラの基本パターンであるウッドランドは4色からなっている。灰色がかったカーキ色の背景に黒、赤褐色、オリーブ緑のアメーバのような形状で構成されている。中央ヨーロッパの乾燥地帯や森林地帯、ジャングル、熱帯の環境でも十分に機能する迷彩になる。
Wz2000
2003年には「Wz2000」と呼ばれる、Wz93パンテラの砂漠バージョンを導入する。”Pantera Pustynna(砂漠の豹)”とも呼ばれたこのパターンは砂地の背景にベージュ、黄褐色(TAN)、オリーブグリーンの4色で構成されている。主に中東地域のアフガニスタン、イラクなどに派遣されたポーランド兵が着用している。
ポーランド軍 Wz93(Wz130) ウィンタージャケット パンテラカモ (4L※表記184-116)