半世紀以上、不動の人気を誇るAK-47。それはサバゲーでも同じで多くの人がAK-47を使っている。単にAK-47といえども様々なモデルがある。今回はエアガンで買えるAK-47シリーズを紹介する。
なぜAK47は人気
AK-47とはソ連のミハイル・カラシニコフが設計し、1949年にソビエト連邦軍が正式採用した自動小銃になる。この銃の特徴はシンプルな構造と高い耐久性になる。シンプルな設計は大量生産に向いており、世界中で模造品が作られ安価で取引された。また修理が簡単でメンテナンスも然程必要ない。その上、頑丈で、砂漠、ジャングル、寒冷地とあらゆる場所で使え故障も少なく信頼された。銃に詳しくない人でも扱えたことでギャング、民兵、テロリストに愛用されてしまい今では悪役のアイコン的な銃になり、世界で一番流通する銃となっている。
AK-47
AK-47の初期モデルになり、その後に続くAKシリーズのベースになる銃。エアガンも世界中で使われる人気のモデルになり、多くのメーカーから出ている。多くは電動ガンになり、精密で繊細なため、耐久性は本家の銃ほど強くないのでご注意を。また、1947年に誕生した銃がベースになっているので今の銃と比べると外見は古い。ハンドガードやストックは木製、木目調の部品を使用している。固定式のストック(銃床)など機能性も劣っており、決して扱いやすい銃ではない。スコープを付けるためのレールもない。マガジンの装着に関しても、ワンタッチで装填ではなく、若干コツがあったりと正直面倒な銃だ。しかし、AK47には今の銃にはない古き良きロマンがあり、サバゲーマーの間でも愛されるエアガンになる。
東京マルイ AK-47(スタンダード電動ガン)
東京マルイから出ているスタンダードモデルの電動ガン。AK47にはⅠ型からⅢ型まであり、通常AK47といわれるのは1953年に登場したⅢ型を指す。マルイのAK47はそのⅢ型の実物から採寸してディティールまで拘ったAK47らしい無骨さも再現した電動ガンになる。AK47ではあるがメイドインジャパンとして品質も信頼できる。全長870㎜、重量2900g。
東京マルイ AK-47(次世代電動ガン)
スタンダード電動ガンと見た目は変わらないが、リコイルショックを搭載した次世代電動ガンになり、7.62㎜弾を使用するAK47の激しいリコイルを再現している。弾が尽きれば自動的に止まるオートストップ機能に質感も向上しており、よりリアリティを求めたい人にはおすすめだ。全長875㎜、重量3155g。
東京マルイ AK-47 Spetsnaz Beta (スタンダード/ハイサイクル)
ロシアの特殊部隊「ヴェータ」が使用する特殊部隊向けに改修されたAK47になる。AK47はモデルが古く、機能性は悪いと述べたが、これにはピカティニーレールがついており、スコープの装着容易になる。木製部品も使っておらず、見た目も近代的。ストックは伸縮式になるので体に合わせやすい。全長も短くなり、取り回しが良くなっている。 これにはスタンダード電動ガンとハイサイクル電動ガンの2つが出ている。全長680mm/760mm(ストック伸長時)、重量2650g。
AKS-47
AK47は従来、ストックが固定になるが、AKS47はストックが折り畳み式になっており、携行性が高められたモデルになる。ストックも細い金属棒になっており、このストックを下方向に回して円を描くように回して折り畳む。市街地や建物などで狭い空間でも取り回しがよいので特殊部隊で採用された。戦車隊や航空機など狭い空間に乗る搭乗員も持込用の武器として携行していた。市街地フィールドを使用する人や荷物をコンパクトに収めたい人にはお薦めだ。
東京マルイ AK47S(スタンダード電動ガン)
ストックを折り畳んだ状態だと642㎜になる。従来のAK47は870㎜だ。ストックは金属棒に変わったが重量は100g軽くなっただけで然程重量は変わっていない。AK47同様に実物から採寸してり、ストックの折り畳みも再現している。全長642mm/880mm(ストック展開時)、重量2800g。
東京マルイ AKS47(次世代電動ガン)
AK47の次世代電動ガン同様にリコイルショックを搭載した電動ガンになり、AKS47の激しいリコイルを再現している。弾が尽きれば自動的に止まるオートストップ機能に質感も向上しており、よりリアリティを求めたい人にはおすすめだ。全長643mm/888mm(ストック展開時)、重量3300g。
AKM
AKMはAK47の近代化改修版になる。とはいっても1959年に開発されたものモデルとしては古い。本体メカに部分にはプレス加工が施され、生産性を上げ、700gの軽量化を実現している。AK47と見た目は然程変わらないが、ハンドガードは構えやすいように膨らみを追加し、ストックはAK47の斜めではなく直線に。銃口にはマズルブレーキが採用され、竹やり上の加工になっている。全長も若干長くなっている。近代化改修版といってもエアガンとしての性能や使い勝手は向上していない。
LCT AKM(電動ガン)
LCTは台湾のエアガンメーカーになり、その外装のクオリティは日本でも評判は高い(メカボックスには難ありのようだが…)。特にAKシリーズに強みを持っており、外観を忠実に再現した多くのAKシリーズを出している。AKMはAK47より軽量化された述べたが、LCTのAKMは3450gとマルイのAK47と比べると600gほど重い。全長は913㎜と長くなっている。
GHK LCT AKM(ガスガン)
GHKは台湾のエアガンメーカーになり、ガスガンに強いメーカーになる。そのGHKのガスブローバック技術(GBB)とLCTのリアルな外観を組みわせて開発したAKMになる。ここまで紹介したのは電動ガンになるがGBBは実銃に近いブローバックを再現している。全長900mm、重量3120g。
AKMS
AKS47と同じ形式のモデルになり、AKMのストック折畳み版になる。
LCT AKMS(電動ガン)
全長665mm/904mm(ストック展開時)、重量3500g。
AKMSU
AKMのカービンモデルになる。銃身をAKMの約半分となる270㎜まで短縮化し、ストックはAKMS同様に折畳み式にしている。全長はストックを畳んだ状態で480㎜とAKMの半分になる。銃口部分に取り付けらた大型のフラッシュハイダー、ハンドガードのフォアグリップが特徴的だ。この銃はソ連製ではなく、パキスタンが開発されたといわれており、正式なAKMではない。AKSやAKMSよりも短縮化され取り回しは良い銃になる。
LCT AKMSU(電動ガン)
AKシリーズに強いLCTからはAKMSUも出ている。フラッシュハイダー、ハンドガードの形状など細かい部分も再現している。全長500mm/715mm(ストック展開時)、重量3360g。