クレイモアに地雷、C4。この3つはどれもいわゆる爆弾の類の名前になる。「こんなアイテムがサバゲーに!?」と思うかもしれないが、もちろん、サバゲーに使用するのは爆発物ではなく、これを模したBB弾発射装置だ。
従来、サバゲーはエアガンを使って攻めるのが基本だが、たまには趣向を変えて、トラップを仕掛けて敵を葬ってみてはどうだろうか。
クレイモア
クレイモアとは指向性の対人地雷になる。湾曲の箱状の四角い形をしており、リモコンやワイヤー、赤外線感知で起爆して、表面から無数の鉄球を放出する。現在は国際条約の対人地雷全面禁止条約で使用には制限があり、リモート以外での使用はできない。
ガス式とバネ式
サバゲーでのクレイモアは鉄球ではなく、BB弾が放出される。操作もリモコンで起動される形になる。タイプとしては「ガス式」と「バネ式」がある。ガス式はS-THUNDER社から出ており、ガス圧で放出するが、製品自体に一癖あり、調整しないと中々上手く放出されなかったり、ガスなので気温によって威力が変わってしまう。
バネ式はSPORTPRO社から出ている『M18A1クレイモア』がおすすめだ。バネの力でBB弾を放出する。こちらの方が天候に左右されず、ガス式よりもBB弾が放射状によく飛ぶようだ。
跳躍型地雷
サバゲー用の地雷として昨年話題になったのが、イタリア生まれの跳躍型地雷『Enimine(エニマイン)』だ。跳躍型地雷は地上で爆発するのではなく、地面に埋まった地雷が作動すると、 弾頭が人間の腰から顔付近ぐらいまでの高さに飛び、空中で炸裂する。これにより360度の複数の標的に打撃を与えることができる。エニマインはこれと同じ原理で起動すると上部のモジュールが空中に飛び、360度にBBを撒き散らす。起爆方法は感知センサーとリモコンと2つの方法がある。
感圧式地雷
古典的な埋めるタイプの地雷もサバゲーの武器としてある。
感圧式は踏んで起爆する地雷になり、地雷のイメージにもっとも近いものだろう。先ほどのクレイモアを開発したS-THUNDER社の『IGG-2 Airsoft Landmine』は圧がかかると起爆するのだが、放出されるのはBB弾では無く水や粉末だ。ガス圧により噴射し、水や粉末が掛かればヒットという事になる。
日本では使われているのは見たことがない。
C4
C4はプラスチック爆薬になり、爆薬は粘度状になり、自由に形を変え、小さな隙間などにも設置できる。起爆装置を用いて主に時限式、リモート式で起爆させる。
SKW Airsoftの『BLASTER(ブラスター)』はC4を模倣したBB弾発射装置だ。実際のC4と違い、起爆方法は感知センサーになり、ブラスターの前を人が通ったり、振動を感知するとBB弾が発射するという仕組みだ。電動式になり電動ガンと同じバッテリーを使う。このバッテリーを外すとブラスターの起動を解除することができるので、起爆装置を解除するというハラハラ感は味わえるかもしれない。長方形の単純な作りのため、設置場所を選ばない。
普通のサバゲーに飽きてきたと人はこのようなトラップを使ってみてはどうだろうか。攻める側には今までにない緊張感が味わえるかもしれない。ただ、トラップはゲーム開始前に仕掛けたり、仲間と情報をきちんと共有しないと味方を巻き込むかもしれないので、定例会ではなく、貸切で使用することをおすすめする。