サバゲーとサバイバルゲームは違う

サバゲーとサバイバルゲームの違い

サバゲー」という単語は「サバイバルゲーム」が略された単語というのは皆さんご存知かと思います。しかし、最近思うのです。サバゲーとサバイバルゲームと別の単語の意味になったとのではないかと。

サバイバルゲームの意味は

各辞典にはサバイバルゲームの意味として下記が記されています。

大辞林

①  戦争ごっこの一種。全員が迷彩服を着用し、敵味方の二チームに分かれて、エアガンで着色弾を撃ち合うゲーム。

②  生き残りをかけて繰り広げられる競争。 「不況下の企業の-」

③  普段着のまま、食料も装備も持たず山の中に入り、何日間かを生き抜くゲーム。アメリカの宇宙飛行士の訓練が始まりといわれる。

日本語大辞典

① 迷彩服を着た参加者が、敵味方の二チームに分かれ、エアガンで着色弾を撃ち合うゲーム。

② 厳しい勝ち抜き競争。

大辞林と日本語大辞典の①と②はどちらも同じ意味なので、サバイバルゲームの単語の持つ意味としては①②③の3つです。

どちらも着色弾(パインとボール)を撃ち合うと記載あるのが気になりますが…

サバゲーの意味は

サバゲーという単語は辞典に載っていません。「Wikipedia」でもサバイバルゲームのみです。サバゲーは略語であり、固有の単語ではありません。

サバゲーという言葉の持つ意味

例えば、下記の文章をあなたはどう思いますか?

A「アイドルたちの生き残りかけたサバイバルゲーム」

B「アイドルたちの生き残りをかけたサバゲー」

Aはアイドルたちがアイドル業界の生き残りかけた、激しい競争、バトルがはじまるのと思いますよね?つまり、大辞林にもあった生き残りを掛けた競争という意味です。

では、Bはというとアイドルたちが今から生き残りをかけて”サバゲー”で対決する!という構図が思い浮かびません?浮かびますよね?

Aはサバゲーをするとは思いませんよね?これはサバゲーマーだから思うだけでしょうか?他にも例えば、こちらの経済ニュースのなかで、以下のような発言があります。

”富士ゼロッ〇スは構造改革を進めており、自社で生産機能も持つため今回の買収が頓挫しても生き残れるという考えを示した。一方ゼロッ〇スは生産機能が脆弱で、成長市場であるアジアなどでも販売網構築などには時間がかかる。「これから業界で始まるのはサバイバルゲーム」とし、ゼロッ〇スの長期の成長戦略には富士ゼロッ〇スとの統合が欠かせないという見方を示した。”

ここでの意味も生き残りを掛けた競争を意味しています。これが「これから業界で始まるのはサバゲー」だと、どうでしょう。この真面目な経済ニュースがちょっと滑稽に見えてしまいます。このように同じ意味をもつ「サバイバルゲーム」と「サバゲー」ですが、「サバゲー」という略語にすることで意味合いや文書のもつニュアンスが変わってしまいます。

「サバゲー」という単語のもつ意味はエアガンで戦う”サバゲー”、含んだ都市してもFPSなどオンラインゲームのみだと思います。サバゲーは文字通りサバゲーを指す単語としてサバイバルゲームから分離、独立させてしまった方がいいんじゃないかと思うんですよね。どうでしょう?

サバゲーとサバイバルゲームの違い
最新情報をチェックしよう!