銃といえば、黒一色というのが当たり前だった。しかし、最近では砂漠、土色といったカーキ系の色が銃が多くなっており、エアガンでもバリエーションが増えている。このような砂色の中に”Flat Dark Earth”、略して「FDE」という色ががある。Flatは光沢が無いことを意味し、Darkはビーチのような明るい砂ではないことを指し、Earthは特定の地域を指していないことを示している。
FDEとは?
FDEは、砂漠に見られる土や砂に似たアースカラーで、中東で最も多く見られ色になる。現在では中東で活動する世界中の軍と武装組織が戦闘服や迷彩に取り入れている。FDEのベースとなっている色 「カーキ(khaki)」 はペルシャ語で現在のパキスタンの土壌の色を表している。米軍は1977年にFDEカラーを正式に採用する。当時はまだ「チョコレートチップ」と呼ばれ、クッキー生地のような色をしており、実際の砂漠の気候地帯ではあまり効果を示さなかった。1990年にイラクがクウェートに侵攻して始まった湾岸戦争で、米軍は砂漠用迷彩 (DCU) を導入し、銃の塗装にも使われるようになる。
近しい色でTAN(タン)カラー、コヨーテブラウンなどがある。
黒よりも利点が多い
FDEには黒に勝るいくつかの利点がある。このアースカラーの砂色は人の肌の色とも近く、実用的で色合いも落ち着いており、黒よりも目立ちにくいのと傷がついても目立たちにくい。銃の汚れの多くは土や泥になるので汚れも目立たない。黒い銃は熱を吸収しやすく、夏や中東の日差しの下では銃が熱を持ち、不具合や故障につながる恐れがある。FDEは黒と比べて熱を吸収しにくい。FDEは中東の戦場においては画期的であり、特殊部隊はFDEカラーの銃を重宝した。特殊部隊向けに開発されたFN SCARはFDEを採用している。
No15 SCAR-L CQC (F.D.E.) (18歳以上次世代電動ガン)
No9 CQB-R (F.D.E.) (18歳以上次世代電動ガン)
FN SCAR(スカー)は、米国特殊作戦司令部(SOCOM)が発行した要件を満たすために、ベルギーの銃器メーカーFNハー…