害獣対策に猟友会ならぬ、エアガン友会とかあってもいいんじゃない?

サルなど鳥獣による農作物被害が拡大している長野県の木曽町が 開田高原で、SNSを活用し、LINEに投稿された情報を基に、町が貸し出した電動エアガンを持つ人が駆けつけ、サルを追い払うという対策に対し、一般会計補正予算案として、エアガン30丁の購入費など84万5000円を計上したというニュースがありました。サバゲーマーの皆様にとってエアガンはゲームを楽しむための玩具であるが、実はエアガンは害獣対策としてもいろいろ使われています。

害獣対策に導入が進むエアガン

https://news.biglobe.ne.jp/trend/0303/jtn_160303_5906256171.html

鳥獣による農作物の被害は年間164億円(平成29年度)に及び、農家にとっては死活問題になっています。その対策としてエアガンによる害獣の追い払いが地方、特に農作物を野生動物に食い荒らされる地域で導入が進んでいます。神奈川県伊勢原市では「女性のための鳥獣対策勉強会」(写真上)で女性に対して、エアガンの扱い方を教えたり、富山県富山市などでは害獣対策用のエアガン購入に支援金も出しています。エアガンの害獣への効果は既に証明されており、特にサルにおいては当たった時の痛み覚えるのか発砲音に怯えて逃げるそうです。

ご存知かと思いますが、動物の捕獲、駆除には狩猟免許が要ります。銃を持つには勿論のこと、罠をはるにしてもです。この免許は簡単に取れるものではありません。 また、免許があっても「動物愛護法」や「鳥獣保護法」もあり、むやみやたらに駆除、捕獲をしてもいけません。 そうした中でエアガンによる、害獣の追い払いというのは即効性があり、効率的で誰でも対処できる方法なのです。動物が可哀想という意見もありますが、人間への恐怖心あたえ、 殺さずに 共存する上での方法でもあります。

https://mainichi.jp/articles/20160125/k00/00e/040/153000c

使われているエアガンはサバゲーマーの皆さんが使う、東京マルイ製のエアガンなど特に害獣専用ではなく通常モデルです。中にはメーカー名が分からない5,000円ぐらいの格安のものが鳥獣対策エアガンとして売られていたりします。扱いが一番楽な電動ガンがメインになっているようです。


プロに任せられないのか

害獣対策でエアガンを導入というニュースを見ると、思うのが「危なっかしい」
多くはそういった物に全く触れたことがない女性やおじいさん、おばあさん。持ち方や撃ち方を見ているとハラハラしてしまいます。一枚目の写真でもそれは感じたかと思います。また、サバゲーではないので、ある意味ゆるい部分があります。田舎道の一般道を裸のエアガン持つ姿はどこかの民兵だし、マガジンもささったままです。しかし、あくまではこれはサバゲーではないので、ここでルールやマナーと行った事は言及はしません。で、思ったのがこれってサバゲーマーがお役に立てるのでは?と

害獣対策のプロ「猟友会」

ニュースでイノシシやクマが人里に現れた聞くと、必ず出てくるのが猟友会かと思います。人間に危害を加えかね無いという事で射殺するなり、捕らえるなり駆除してくれる頼りになる方々です。猟友会の皆さんは狩猟免許を持っており、その道のプロです。困っている時にプロが来てくれると安心ですよね。

エアガンのプロ「サバゲーマー」

エアガンの扱いに資格はなく、プロという言い方には語弊があるかもですが、少なくとも一般の方より、扱いには慣れており、危険性も知っています。であれば、害獣の追い払いやエアガンのレクチャーにサバゲーマーがお役に立てるのではないかと思うのです。害獣の農作物の被害に苦しんでいる地域の自治体にサバゲーマー、エアガンお持ちの方が登録し、要請があれば現地に赴き対処してあげます。もしくはエアガンを貸与するなり、使い方を教えるなどしてあげるのです。で、可能であれば僅かだが、自治体からお礼金なりを支払うような形を作れば仕組みと成り立つのではないかと思います。密な地域コミュニティであれば、金銭などは野暮なので、当事者間で農産品でお礼でもいいと思います。 また、冒頭の木曽の件だと自治体にはライフル型の電動エアガンが3丁あり、貸し出しを行ってたが、重さ約2.3kgと高齢者、女性には扱いづらかったらしく、今度は短銃型の重さ約680gのエアガンを購入するらしいのですが、どういった物を購入すべきかもアドバイスができると思います。
サバゲーフィールドでエアガンの講習会などを開くのもいいと思います。誰かがサル役をやって撃つ練習するのもいいでしょう。

ただ、ここで気を付けなくてはいけないのが、あくまで協力するのは自治体などから要請があった時です。そうではないと、山林に入って害獣だからと言ってむやみやたらに野生動物を撃ってしまう輩が出ないとも言えません。あくまで登録制で、許可を得た者だけ。要請、許可なしに撃った場合は罰則という規定は必要かと思います。

あわよくばサバゲーマーに…

ちょっと、よこしまな考えですが、害獣対策で手に取ったエアガンとサバゲーマーから話を聞くうちにサバゲーに興味を持つ人も増えるのではと思っています。フィールドにとっても新しい収益の一つになるかもしれません。サバゲーが地域との相互理解進め、且つ地域貢献へ繋がるような仕組みなる方法というのを考えていければなと思います。

害獣対策に猟友会ならぬ、エアガン友会とかあってもいいんじゃない?
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