戦争用語で”KIA”と”WIA”というワードを聞いたことはないでしょうか?いずれも軍人の状態について使用されるワードです。この2つのワードについて説明します。
KIAとは
KIAは”Killed In Action”の略語で、日本語で言うと「戦闘中での死」、つまり、「戦死」を意味する単語です。戦いの中での死を意味するので、軍人に対しての戦死に使用され、民間人及び、非軍人が戦闘に巻き込まれて亡くなってもKIAとはなりません。また、あくまで”戦死”なので、軍務中と言えど事故死、病死、自殺といった死亡要因はKIAとカウントされません。また、犯罪やテロリズムといった他殺でも、死亡原因が戦闘要因ではないので同様にKAIとはなりません。
WIAとは
WIAは”Wounded in action”の略語で、日本語で言うと「戦闘中での負傷」、つまり、「戦傷」を意味する単語です。戦闘中での負傷を意味するので、軍人が負傷した際に使用され、民間人及び、非軍人が戦闘に巻き込まれて負傷してもWIAとはなりません。あくまで”戦傷”なので、軍務中といえど、事故や訓練中の負傷は含まれません。KIAと同様に犯罪やテロリズム、喧嘩で負傷してもWIAとしてはカウントされません。
KIAやWIAも米軍やNATOが戦死者、負傷者の数を公表する際に使用するので、KIAとWIAというワードを見たら、戦死者、負傷者の数だと思ってください。