ライフルを持つ際の”サポートハンド”とは、トリガーにかけている手ではない方の腕のこと、利き腕は無い方です。あなたはサバゲーでライフルを構える時にサポートハンドをどこに添えていますか?サポートハンドの位置はライフル操作の決定的違いを生み出すわけではないですが、銃口を制御する上では重要なファクターです。
ハンドガード
一番トラディショナルな持ち方になります。特に複数や近距離で敵と対峙する時はできるだけハンドガードの前方を持つことで銃口を素早く移動し制御することができます。サイドアームに持ち替えるなど二次的動作にも即座に対応できます。しかし、今ではカービンモデルの銃が主流になり、銃身が短くなり、ハンドガードにはレールシステムが採用され、レーザーサイトやライトなどアクセサリーを装備するとハンドガードが持ちづらくなります。M4カービンではこのスタイルは少なります。
マグウェルグリップ
マガジンを装着するマグウェルグリップの前方を手を添える持ち方になり、こちらも何年も前から使用され、今でも広く使われる一般的な持ち方です。ライフルの中央を持つ形になり、銃は安定し、銃口の移動もスムーズにできます。しかし、素早い移動、複数の標的を相手にする時には向いていません。ハンドガードを持つのと比べ持ち手が後方にある分、動きに制御が追い付かず、銃口が適切な位置に止まらず、照準がずれます。銃身(バレル)が長いほど、重いほど制御できません。狂いは寸分ですが、放たれたBB弾の着弾位置は距離があるほどずれていきます。
フォアグリップ
カービンライフルとレールシステムの採用により、ハンドガードが持ちづらくなったことを受け、米軍の武器アクセサリーシステムSOPMODでは垂直のフォアグリップをハンドガードの下部に付けることを標準装備とします。これによって、ハンドガードやフォアグリップを持つよりも持ちやすく、銃口の制御もより素早くなります。前方に装着すればするほど程、制御し易くなります。上下左右どの動きにも対応できます。
コスタ撃ち(Thumb Over Bore)
クリス・コスタ氏が発案したことから「コスタ撃ち」という名前が日本では有名ですが、アメリカでは「Thumb Over Bore」と呼ばれています。肘を伸ばしてハンドガードの先端の上を親指、下をそれ以外の指で巻き付けホールドする持ち方です。銃口の素早い移動を実現し、銃の跳ね上がりを制御します。しかし、慣れないうちは筋肉疲労と疲れで逆に動きを制御します。また肘を伸ばした腕は銃を構えると同じ目線に位置し、視界を遮り、サイドアームに持ち替えるなどの二次的動作に遅れが生じます。
銃口を制御したければハンドガードを軽くすること
エアガンを購入すればカスタマイズしたくなるもの。サプレッサーにレーザーサイト、タクティカルライト、フォアグリップ、スコープ、サイトなどなど。そしていつの間にか、ハンドガードが重くなっていませんか?銃口の素早い制御をしたければ、銃口、ハンドガード周りを軽くすることです。軽ければ軽いほど素早く動かせ、止めることができます。