ターミネーター2のレバーアクション「スピンコック」

ターミネーター 2

アーノルド・シュワルツェネッガー主演で1991年に公開されたSFアクション映画『ターミネーター 2 』を見たことはあるでしょうか?30代以上の方であれば、一度ぐらいはテレビで見た事あると思います。その映画の代表的なシーンでシュワちゃん演じるターミネーターがバイクに跨りながらショットガンをブチかまし、ジョン・コナーを助けるシーンがあります。ここでシュワちゃんはバイクを運転しながら片手でショットガンをくるって回してリロードするんですが、これがめちゃめちゃカッコいい!のです。でも、あんなリロード方法見ることないですよね。では、いったいどうやっているんでしょう。シュワちゃんが『ターミネーター 2』でやっていたリロードテクニックについて説明します。

シュワちゃんが使っていたのはレバーアクション式のショットガン

ショットガンの多くはポンプアクション式(動画上)というハンドガード部分にあるハンドグリップを引き込みリロード、排莢します。片手はグリップを握り、もう片手はハンドグリップを握るので両手は埋まります。しかし、シュワちゃんが使っていたのはポンプアクション式ではなくレバーアクション式といわれるショットガン。バーで服とバイクと一緒に強奪した「ウィンチェスターM1887」です。

レバーアクション式とは

レバーアクションとは1800年代後半に発明された装填機構で、トリガーガードのレバーを前後に押し出すようにスライドさせる事で排莢、次弾を薬室に装填させることで初めて銃の連発を可能にしました。それまでの銃は弾丸を一発ずつ装填しては発射するので連発ができませんでした。ポンプアクション式のショットガンよりも速そうに感じますが実際はポンプアクションの方が早く、動画を見て分かるようにレバーアクションは排莢したシェルが詰まりジャムることがあります。また部品点数も多くなり複雑化するため、銃が発展した今はレバーアクション式にあまりメリットはありません。

シュワちゃんがやったスピンコック

レバーアクションが今でも人気なのはクラシック銃としての魅力と今の銃には無いリロード方法にロマンがあるからです。特にシュワちゃんがターミネーター2でやったリロード方法「スピンコック」がとてもカッコいいのです。銃を一回転させることでレバーの前後スライドをワンアクションで行い、片手でのリロードを実現しています。また、銃が逆さになるので上部から排莢されるシェルが詰まることなく落下します。これはレバーアクションが登場した時から行われていたリロード方法です。

エアガンでもできる

KTW ニュー ウィンチェスター M1873 カービン 18歳以上ボルト式エアコッキングライフル

このレバーアクション式ライフルはエアガンでも発売されているので、あなたもスピンコックを実際にやることができます。発売しているのは国内メーカーのKTWとマルシンです。KTWからはウィンチェスターM1873、スペンサー・カービン。マルシンからはウィンチェスター M1892、ターミネーター2のM1887が出ています。KTWはエアコッキングでマルシンはガスガンです。どちらも細部まで凝りリアルに仕上がっています。

マルシン ウィンチェスター M1887 ショート HW 木製ストック(ガスガン)

下は実際にKTWのエアガンでスピンコックをしている動画です。

動画の方が忠告していましたが、やりすぎるとエアガンを壊すことがあるそうなので、実際にやる際はその点注意してください。周囲にも気をつけるようにしてください。

Umarex ウィンチェスター M1894 ヴィンテージモデル ライブカート式レバーアクション Co2 ガスガン ABS樹脂 フェイクウッド

ターミネーター2のレバーアクション「スピンコック」
最新情報をチェックしよう!