サバゲーに男女差はない!射撃は女性の方が優れている

サバゲーというとその武骨な姿から一見、男の趣味・スポーツというイメージが強いが、最近では女性の参加も増えており、フィールドも女性客を呼び込もうとお得なレディース価格を提供したり、パウダールームを用意するフィールドもある。そして、なによりサバゲーは男女差が生まれにくい競技、スポーツになる。今回は、その点を解説していきたい。

射撃に男女差はない

サバゲーではエアガンを使って、BB弾で敵を仕留める射撃能力が大事になってくる。そして射撃に関しては体の大きさや体力はほとんど関係がないと言われている。実際に数あるオリンピック競技の中でもライフル射撃は馬術とセーリングと並び男女差が無い競技と言われており、馬術とセーリングは他の競技と違い性別分け無しで開催されている。そのような背景と男女平等の流れもあり、国際射撃連盟は国際オリンピック委員会(IOC)に男女混合種目実施を提案し、 2020年の東京オリンピックではエアピストル、エアライフル、トラップの3種目が初めて男女混合で開催される。

女性が勝っているケースも

アメリカの大学のライフル射撃競技は男女別なく実施されており、女性が何度か男性にも勝っている。2010年の全米大学体育協会(NCAA)射撃選手権では全員が女性のチームが男性チームなどを破って優勝を飾っている。

下記の資料は冬のオリンピックで行われる「バイアスロン」というクロスカントリースキーと、ライフル射撃を組み合わせた競技の4シーズン分の射撃スコアの男女別の表になる。

http://www.realbiathlon.com/2011/11/who-shoots-better-men-or-women.html

射撃スコア、つまり射撃の精度が如何に優れているのかという事になるが、これを見ると分かると思うが射撃スコアは僅差だが総じて女性の方が男性を上回っている。トップスコアラーは4シーズン全て女性の方が上だ。

http://www.realbiathlon.com/2011/11/who-shoots-better-men-or-women.html

上の表は射撃スピードになる。スピードになってくると圧倒的に男性が上になる。トップスコアラーでも2009-10シーズンでは男女で5秒もの差がある。ただ、この2つの資料から読み取れることは女性の方が慎重でより正確な射撃を行うという事だ。これはサバゲーでも感じることで、あくまで私の主観だが、男性は結構を弾をばら撒く傾向があるし、無駄撃ちが多い、方や女性はというと無駄弾は使わずに慎重に狙いを定めて撃っている。もちろん全ての男性や女性がそういうわけではなく、多いという印象の話だ。セーフティーで給弾する際も男性メンバーの方が圧倒的に量が多い。

射撃に関しては女性は男性と比べ、腰が広く、重心が低いため下半身が安定しているので射撃姿勢が安定しているといわれている。実は古くから女性の能力は認められており、第二次世界大戦のソ連には女性のスナイパー部隊がおり、リュドミラ・パヴリチェンコは300人以上を狙撃し、国家最高のソ連邦英雄受賞している。

体格差が影響しない

サッカーやバスケといったスポーツは肉体的接触があるので男性と女性が戦った場合は圧倒的不利になる。肉体的接触が無いテニスやバレーでもその体格差からボールの威力に差が出るので、体格で劣る女性はどうしても不利になる。方やサバゲーはその体格を必要としない競技、アクティビティになる。使用されるエアガンは電動やガスといった動力を使うため、人は構えて撃つだけになる。実銃だと発砲の反動に女性は耐えられないかもしれないが、エアガンはおもちゃで反動もわずかで体格の大きさは必要ない。サバゲーでは撃たれないためには当たる体の面積を如何に隠して小さくできるかという点が大事になり、その点、小柄な方が多い女性は有利になる。

体力がさほど重要ではない

女性の体力は平均して男性の6~8割程度と言われている。持久力、筋力、俊敏性に差が出てしまうわけだが、サバゲーにはこれによる大きな実力差は生じないと思っている。

持久力

サバゲーのゲームは10~15分ほどになり、他のスポーツの競技時間と比較すると短い。そのため、ゲーム単位の体力の消耗は多くはない。プレイスタイルにもよるが身を隠すことも多く、動き回ることは意外に少ない。守備側に回れば体力の消費は抑えられる。動かずエリアを守ることも立派な戦略だ。疲れた場合でも状況に合わせてプレイスタイルは変えられる。しかし、中腰も多く、何ゲームもこなすのでゲームをこなす程、体力は消費する。疲れたら合間合間でゲームを休むことができる。休憩ができるというのもサバゲーの利点になる。

筋力

サバゲーで一番必要な筋力はエアガンを支える腕の力になる。エアガンの重量は一番利用が多いアサルトライフルのタイプで平均3㎏前後になる。女性の方だと結構重いと感じるかもしれない。しかし、もっと軽い銃があって、サブマシンガン/PDWと言われるタイプになり、アサルトライフルと比べ全長も短く、重量が平均2㎏前後と軽く女性プレーヤーの間では人気だ。ちなみに通勤時の女性のバッグの重さの平均が2.2㎏になる。女性のみなさんが普段持ち歩いているものと重さはさほど変わらない。普段の筋力で十分持てる重量になる。ただ、普段とらない構え方になるので最初は疲れるかもしれないが、二の腕痩せに繋がるかもしれない。エアガンも重くて大きければ性能がよいというわけでなく、エアガンの内部構造はさほど変わらない。

俊敏性

ここでの俊敏性は走るスピードになる。アタッカーなど前線を押し上げ敵に身を晒しながら進むタイプの人は必要になってくるが、それ以外では俊敏性はさほど重要ではない。まず、敵に発見されない動きはゆっくり動くこと。走る行為は自然界の中では歪で敵に見つかる可能性が高くなる。如何に見つからずに身をかがめ静かに移動できるかが大事になる。また、フィールドによっては走ることが禁止されているところもある。

実際の戦場なら、大重量の装備一式に長時間の任務による男女差はでるかもしれない。それでも昨今は男女間の体力差は縮まりつつあり、ネイビーシールズやSASといった各国の特殊部隊は女性にも門戸を開き、入隊試験をクリアできれば女性の入隊を認めている。

過激な運動を必要としないサバゲーは女性が男性に混ざって性別差を感じずに遊べる数少ないアクティビティになる。 女性の皆さんは男性に遠慮でせずに撃ち負かすぐらいの気持ちでバンバン撃っちゃってください!

出典・引用
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000029941.html
https://www.wsj.com/articles/SB10001424052970203960804577239540945498130

サバゲーに男女差はない!射撃は女性の方が優秀
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