サブマシンガンのメリットといえばコンパクトさと軽量な点。全長500mm前後とアサルトライフルに比べて短かく、重量は2kg前後と軽いので持ち運びが楽で取り回しが良い。荷物を小さくしたい、エアガン持って激しく動き回りたい、身軽にしたいという人にはお薦めだ。サブマシンガンは全長が短いこともあり、初速と射程がアサルトライフル(AR)よりも若干劣るということもあったが、それを補うほどメリットはデカい。また最近のサブマシンガンは初速が80~90m/s前後とAR比べてもそん色ない。今回はおすすめのサブマシンガンタイプのエアガン10選を紹介する。
MP5K
ドイツのヘッケラー&コッホが開発した人気のMP5の最短モデルをMP5Kのエアガン。Kは「短い」を意味するドイツ語の”Kurz”の頭文字だ。東京マルイから出ているモデルは全長は僅か345mm、重量は1490gしかない。ハンドガンレベルで片手で扱え、映画の主人公みたいに両手持ちも可能だ。東京マルイからは通常モデルとハイサイクルが出ている。短機関銃は連射が魅力なのでハイサイクルをおすすめしたい。BOLT AIRSOFTからもMP5Kは出ており、こちらはよりリアルなリコイル式だ。
BOLT SWAT MP5K BRSS AEG (JP Ver./Real Marking)
P90
ベルギーのFNハースタルが世界最初に開発したPDW(個人防衛火器)をモデルにしたエアガンで近未来的な人間工学を取り入れたデザインが特徴。角が無く丸みのあるデザインは女性サバゲーマーの間で人気が高い。ブルパップ方式といわれる引き金より発射機構を後ろに持つことで全長を短くしている。東京マルイから出ているモデルは全長504mm、重量は2.2kgになる。実銃と同じメンテナンスが容易なバレルとレシーバを取り外すテイクダウンを再現している。ハイサイクルモデルも出ている。
東京マルイ No.7 PS90 HC 18歳以上ハイサイクル電動ガン
ARP9
台湾メーカーのG&Gアーマメントが出しているエアガンで同社のオリジナルデザインで実銃は存在しない。M4カービンライフルをベースにしているされているがマガジンはピストル弾用のストレートなマガジンを使用しスタイリッシュな外観から非常に人気が高い。全長は497mm、重量は2kg。G&G独自のETU(電子式トリガー)を搭載し、エアガンでは珍しい3点バーストモードにも対応している。初速は90m/s前後とサブマシンガンとは高く、アサルトライフルタイプのエアガンと同等の威力がある。ストックは伸縮式で体格に合わせて調整できる。
KRISS VECTOR(クリスベクター)
アメリカメーカーの実銃メーカーKRISS社グループのエアガン部門Krytac(クライタック)が開発しており、実銃を開発しているだけあって実銃に近い精巧さと剛性さが売りだ。特徴的なデザインのベクターは実銃でもエアガンでも人気でスタイリッシュな格好に合う。全長は665mmだが、ストックを折り畳み時は445mm、重量は2.6kg。左右どちらからでもセレクターやマガジンキャッチを操作できるアンビシステムに対応しており、左利きの人でも不自由しない。珍しい2点バーストモードを搭載している。
ストラック TEG コンパクト
国内メーカーのKSCが開発したオリジナルデザインのエアガン。最近流行りのピストルキャリバーカービン(PCC)をベースにした設計で、グリップと一体化した長いマガジンハウジングとナックルガードが特徴で全体をスリムにまとめている。アンビシステムにも対応。全長は669mmでストック短縮時は546mm、重量は2940g。初速は90m/sを越えており、サブマシンガンとしては非常に優秀。TEGは初速と発射サイクルを調整できるKSC独自の機能でインドアなどレギュレーションに合わせて調整できる。
SSG-1
G&GがUABと呼ばれる対戦型のスポーツサバゲーとコラボして開発したオリジナルのエアガン。インドアで接近戦による動きの激しいUAB競技用に合わせて設計されており、余分なパーツをオミットしており、ハンドガードがなくバレルがむき出しになっている。全長は701mm、重量は2160g。ストックはフォームに合わせて角度が調整でき、スケルトンの105発装填のオリジナルマガジンは30、50、60、90、100発のところにチェックが付いており、装弾数が一目で分かる。ETU搭載で3点バーストモードにも対応。
スコーピオンモッドM
チェコスロバキアのチェスカー・ズブロヨフが開発したスコーピオンVz.61を東京マルイが独自に近代化したモデル。正直Vz.61の面影はなく完全なオリジナルデザインといってもよい。全長は565mm、ストック折畳み時は337mm、重量は1363gと非常に軽い。専用のワッフルデザインのオリジナルマガジンは装弾数260発と多弾マガジンになっており。マガジンを買い足ししなくても十分な火力をほこる。
東京マルイ スコーピオンモッド D 電動コンパクトマシンガン 18歳以上用 ステッカー付
CZ スコーピオン EVO3A1
チェコの銃器メーカーCZが開発した銃をデンマークに本社をASGが公式ライセンスのもと開発したエアガンで高い再現性と剛性、人間工学に基づいた最新のサブマシンガンの一つでもあり海外では人気が高い。全長は623mm、ストックを折り畳めば425mm、ストックは三段階式の伸縮式でもあり体格に合わせて調整できる。重量は2.4kg。初速は90m/s前後と申し分ない。ASG、同銃ともに国内ではあまりメジャーではないのでレア感もある。バッテリーの出し入れが面倒な点が難点。
QRF mod.1
KSCが開発したオリジナルデザインのエアガン。AR-15系をベースにPCCモデルに設計されている。アンビシステムに手探りでもマガジンチェンジが左右と底にマガジンリリースを備えた「3way方式」を採用している。ストックは日本人の体格に馴染む「Jポリス・スタイル」の伸縮式タンクストックを装備。全長は676mm、ストック短縮時で557mm、重量は2640g。前述で紹介したストラック 同様にTEGシステムを搭載している。