世界的な人気を誇るGlock(グロック)。1984年に登場したGlockはその画期的な構造から一躍世界に広まり、今では米国の法執行機関の65%がグロックを採用し、軍の中でもサイドアームとして採用が広がっている。その人気はエアガン業界も同様で、各エアガンメーカーはこぞってGlockモデルを販売した。サバゲーフィールドに行けば、誰かしらGlockを持っている。この人気もあり、毎年新しいGlockエアガンが発売されている。しかし、Glockを買おうと思った時にふと気づかないだろうか?商品名にGlockとは別に ”〇〇〇 generetion”と付いていることだ。そう、Glockにはジェネレーション(Gen)といわれる5つの世代があるのだ。この世代によって、微妙にデザインや機能が異なる。今回はこのGlockの世代について紹介する。
Gen1(第1世代)
一番最初の世代になり、1984年にGlock17が登場してからの初期モデルだ。当時としては画期的なポリマー製のフレームを使い軽量化。また主流だったハンマー式ではなくストライカー式を採用し、デコッキングレバー、ダブルアクションを排除した。また当たり前だったセーフティも無くしトリガーだけで制御するトリガーセーフティを採用した。余計な機能を排除したことで操作と保守が簡素化され、軍、法執行機関、民間からも人気を博した。Gen1のエアガンは今のところ見当たらない。
Gen2(第2世代)
Glockの第2世代は1988年にリリースされた。Glock 17のアップデート、Glock 26とGlock 27 (.40 S&W)などが追加。そして、Glock 19が登場した。Glock19は、Glockシリーズの中でも最も人気のあるモデルで、Glock17のコンパクトモデルだ。機能はそのままに小型化されコンシールドキャリーガンとして人気を博した。全体的な第2世代の変更点としては僅かで、ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の規制を緩和するために、シリアル番号付きの鋼板を追加した。マガジンのデザインも変更されている。グリップには滑り止めのチェッカリングが追加された。
Gen3(第3世代)
1998年に登場した世代で、現在も製造されており、エアガンの多くもこの第3世代以降をモデルとしている。大きな変化は「ユニバーサルグロックレール」と呼ばれる、アクセサリーレールが銃口下のアンダーレールに追加されたことだ。これにより、ライト、レーザーといったアクセサリーが追加可能となった。グリップにはフィンガーチャンネルが追加され握りやすくなっている。色もFDEとオリーブドラブが追加された。
KSC G18C スライドヘヴィウェイト 18歳以上ガスブローバック
Umarex/VFC GlockAirsoft G19 Gen.3 GBBハンドガン BK
Gen4(第4世代)
第4世代は2010年に登場した。追加されたのは「グロック モジュラー バックストラップ」と呼ばれる脱着式グリップバックストラップが追加された。ユーザーは自分の手のサイズに合わせてグリップのバックストラップを変更することができる。グリップの滑り止めはチェッカリングからドットパターンに変更されている。マガジンキャッチが左右入れ替え可能になり、左利きユーザーは変更できるようになっている。
東京マルイ No.96 グロック17 Gen.4 18歳以上 ガスブローバック
Umarex GlockAirsoft G19 Gen.4 GBBハンドガン (BK)
Gen5(第5世代)
第5世代は2017年に登場した。国内のメーカーからはまだ出ていないが海外メーカーからは既にエアガンは登場している。Gen 5での変更はマガジンを容易に再装填するためマガジンウェルにフレア加工され、より高いグリップを得るためにトリガーガードの下にリリーフカットが追加されている。Gen3で追加されたグリップのフィンガーチャンネルはすべて排除されている。スライドコントロールとマガジンキャッチはアンビシステム化され、左右どちらからでも操作可能になっている。
Umarex GlockAirsoft G17 Gen.5 GBBハンドガン (BK)
WE G19X グロック リアル刻印 ガスブローバック ガスガン BK ブラック 樹脂フレーム
ホルスターについて
Glockについては実銃用のホルスターを使用している人も多いと思う。Glockは2世代単位で互換性があるようでGen1とGen2、Gen3とGen4でそれぞれ同じホルスターが使える。Gen5ではGen3とGen4でのホルスターが使えなくなる。Gen5のエアガンが出た時は気をつけよう。
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