銃・ライフルの種類について

銃・ライフルの種類について

銃(GUN)といってもその種類は多種多様。ハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフルといろんな種類、タイプがあります。そんな銃の種類について紹介します。

ハンドガン・ピストル・拳銃

銃の中で最も小さいタイプです。重量は1kgに満たず、全長は100mm前後と軽くて小さく、携行が楽なこともあり警察官など主に法執行機関に使用されたり、隠し持つことも可能なため護身用としても使われます。片手でも操作でき、女性でも扱えます。有効射程は50~100mと短く、基本的には近接戦闘用の武器です。

自動拳銃

射撃時に発生する反動やガスを利用して上部のスライドをブローバックさせ、自動的に排莢、次弾を装填する方式の拳銃のことです。銃によって異なりますがマガジンには8~20発が装填でき、その数だけ引き金を引くだけで連続射撃できます。現在の銃はこのタイプが主流です。

グロック17 Gen.4

FNX-45タクティカル

リボルバー・回転式拳銃

シリンダーといわれる丸い薬室に弾丸を入れて、それが撃つ度に回転することで次弾が装填される方式の銃のことです。自動拳銃と比べて装弾数は少なく5~6発しかありません。射撃後に薬莢は排出されないので手動で取り出す必要があります。部品が少ない作りも簡単なた故障が少なく頑丈というメリットがあります。現在、軍や警察で使用されることは少なくなりましたが、日本の制服警察官は回転式拳銃を使っています。

ポリスリボルバー 2インチ ブラック ヘビーウェイト カッパーヘッドカート仕様

S&W M29 8インチ

アサルトライフル・小銃

アサルト(assault)は突撃、襲撃など意味する英単語で文字通り戦闘に特化した銃です。全長は400~500mm前後、重量は3kg前後が平均的です。装弾素は20~30発、射程は200~500m。ほとんどの小銃が自動装填で引き金を引き続けることでフルーオート可能な自動小銃でセミとフルオートで射撃モードが選択できます。近距離、中距離にも対応でき、バランスの良い銃になっています。軍の兵士は基本的にアサルトライフルを主武装にしています。

SOPMOD M4

HK 416D

マシンガン・機関銃

フルオート射撃による圧倒的な火力をもって攻撃、支援することを目的に作られた銃です。大きく、重量があるため、基本的には固定、据え置きで射撃を行います。ベルト給弾、またはボックスマガジンと呼ばれる大型のマガジンを使い、装弾数は100発以上になります。

軽機関銃

歩兵でも持ち運び可能な軽量の機関銃の事をさします。小銃と同じ弾丸を使用し、重量は7kg~10kg前後です。圧倒的な火力で分隊を支援することから分隊支援火器ともいわれます。

MK46 MOD.0

重機関銃

一人で持ち運びが難しい大きさと重量を誇る機関銃です。主に車両上部に設置する車載搭載兵器として使用されます。口径は軽機関銃よりも大きく、軽装甲の車両であれば貫通させることも可能です。射程は1000~2000mにも及びます。

サブマシンガン(SMG)・短機関銃

機関銃のコンパクト版で、小型で軽く、取り回しがよく、その上、フルオート可能とまさしく”短い機関銃”です。主に市街地、建物内などでの任務が多い対テロ特殊部隊が使用しています。全長は200mm前後、重量は2~3㎏で、弾丸は拳銃と同じものを使用します。

MP5 クルツ

Vz61 スコーピオン

PDW・個人防衛火器

サブマシンガンは拳銃弾を使用するため威力が弱いという欠点があり、防弾ベストを着る相手に通用しませんでした。そこで開発されたのがPDWです。見た目なサブマシンガンですが、使用できる弾丸がより強力になっています。

P90

MP7A1

スナイパーライフル・狙撃銃

遠距離狙撃用の銃です。特別に訓練されたスナイパー(狙撃手)が使用し、敵に気づかれない距離からワンショットで標的を仕留めます。射程は1000~2000mほどで弾丸や気象条件によっては有効射程はもっと伸びます。精度と射程距離を保つため、銃身(バレル)が他の銃と比べて長くなっており、全長は1mを越えます。フルオートはできず、多くの狙撃銃が一発ごとに手動で装填、排莢するボルトアクション式です。

VSR-10

L96AWS

マークスマンライフル(DMR)

スナイパーライフルよりは射程は短いですが、アサルトライフルよりは長く、両者の間を埋める銃です。アサルトライフルの中でも口径が大きい銃と弾丸を使用し、射程は800m前後になります。狙撃手は隊と離れて単独行動しますが、マークスマンは隊と共に行動し、後方から狙撃で支援します。装弾数は20発前後でフルオートが可能なので時にはアサルトライフルの役目もこなします。

SCAR-H

HK 416D

対物ライフル・アンチマテリアライフル

もともとは対戦車ライフルとして作られ、重機関銃並みの口径と威力を誇る携行可能な大型ライフルです。しかし、戦車の装甲が発展した今は建物、軽装甲の車両を破壊、そして2000m越えの長距離射程から狙撃銃として使用されることが多く、世界の射撃距離記録の上位は対物ライフルによって達成されています。

ショットガン・散弾銃

散弾と呼ばれる細かい鉛が複数が入った弾丸を使用する銃です。発射すると弾丸が散らばるので多少が的が外れても効果を与えます。その分、威力は低く、貫通力はありません。射程も50m程と短くなっています。主に建物内の任務やドアの破壊などに用いられます。

KSG

CA870

PCC

ピストルキャリバーカービンと呼ばれる銃で、わりと最近出てきた銃です。米国では威力の高いアサルトライフルやフルオート可能な銃は一般向けの販売が規制されています。そこで銃メーカーが苦肉の策として出したのがPCCです。見た目はアサルトライフルなのですが、拳銃弾を使用し、フルオートができません。しかし、法執行機関向けなどは制限が解除され、フルオート可能です。

ARP 9

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