自動小銃と機関銃の違い

自動小銃と機関銃の違い

自動小銃(アサルトライフル)と機関銃(マシンガン)、どちらもフルオート機能を有し、高い発射速度を擁します。機能的には然程変わらないように見えますが、両銃の違いはなんなのでしょう?機関銃視点で違いについて説明します。

射撃モードが一つしかない

自動小銃には基本セミとフルオートと2つの射撃モードがありますが、それに対し機関銃にはフルオートしかなく、機関銃はフルオート射撃を目的に開発設計されています。そのため、機関銃は単発による制御された正確な射撃に適していません。しかし、ベトナム戦争時の米軍の伝説的狙撃手カルロス・ハンコックはM2ブローニング重機関銃で2,000m越えの狙撃を成功させるなど、優れた射手なら出来ないことはありません。

ベルト式弾薬

自動小銃はマガジンを使って給弾しますが、機関銃の多くはベルト給弾です。マガジンは30発ほどしか入りませんが、ベルト給弾はマガジンよりも多くの弾を給弾でき、通常一度に100~200発程度、連続射撃が可能です。しかし、その分、給弾が面倒で時間がかかるというデメリットがあります。ベルト弾帯は通常ボックスマガジン内に納められ携行します。M249(MINIMI)など自動小銃と同じマガジンを使用できる機関銃もあります。

バレルの交換が容易

ベルト式給弾の連続射撃で数百発もの連続射撃を繰り返すと、バレルが急激に過熱します。過熱すると変形、溶解、最悪、銃の機関部を破壊します。機関銃はそうなる前にバレルを現場で兵士が簡単に交換できるような設計になっています。最近、開発された自動小銃もバレルを交換できる設計になっていますが、これはバレルの長さを変更することで、射程や弾薬を変え、状況に合わせて小銃の性能を変えるためです。機関銃と小銃とではバレルの交換の目的が異なります。

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重い

自動小銃と機関銃の決定的な違いは重量です。小銃は3~4kgが平均ですが、軽機関銃と言われるM249(MINIMI)で装弾時で10kg、弾薬無しで7.5kgと小銃の倍です。そのため、機関銃射手(ガンナー)は機動性を失います。ガンナーは動き回るというより、小銃を持つ、ライフルマンの後方に位置して、その高い火力で後方から火力支援を行います。

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