サバゲーのルール説明で度々出てくる跳弾。跳弾とは何か?サバゲーでの跳弾の扱いについて説明する。
跳弾とは
「跳弾」は名前の通り”跳ね返ってくる弾”だ。銃の弾丸、及びエアガンのBB弾は銃口から放たれるわけだが、その弾が岩や壁など硬い障害物に当たるとあらぬ方向に”跳ね返って”くることがある、これが跳弾だ。
弾は銃口から出ると強い運動エネルギーで直進してくるが、物質に当たると、エネルギーが反射して当たった角度に応じて跳ね返ってくる。跳ね返ってくるかどうかは、弾の持つ運動エネルギー量と弾と当たった物質の密度、硬度、形状によって変わってくる。硬く密度の濃いものほど跳弾しやすく、柔らかく密度や薄い物はエネルギーを吸収するので跳弾しにくい。BB弾の場合、人や土に当たっても跳弾はしにくいが、岩や木の板に当たると跳弾してくる。物質に当たるとエネルギーは減衰するので跳弾の威力は放たれた弾のエネルギーよりは弱くなる。
サバゲーでの跳弾のルール
跳弾はヒット
跳弾でも実際の銃弾の場合、人を殺傷する力を持っている。そのため、サバゲーでは跳弾もヒット扱いにすることが殆どだ。また、直弾か跳弾かどうかを見極めるのもシチュエーションによっては困難であり、曖昧な判定でゾンビを生まないためにも、とにかくどんな形であろうと弾が当たればヒットとしており跳弾もヒット判定に含まれる。敵から完全な死角なのに敵が居ない方向から弾が当たることがあるが、それは味方からのフレンドリーファイアか跳弾と思った方がよいだろう。
跳弾狙いはあり?
跳弾がヒットとなることもあり、サバゲーでは跳弾狙いで撃ってくる者も多い。特に市街地やCQBといったフィールドは壁が多く、入り組んで通路が狭いエリアが多い。障害物に身を隠しても、その背後にある壁や横の壁に向かって跳弾狙いで撃って隠れている敵に当てるのだ。正直、この戦術は筆者は好きではないがルール上は許されている。身を隠す時は、その場所が跳弾のリスクが無いかも確認しよう。
跳弾はヒットとならない場合もある
とは言え、インドアや市街地で跳弾狙いをやられるとゲームがオモシロくなくなってしまう。直接当てられるならいいが、跳弾だと、どこかラッキーパンチの感もあって納得できない部分もある。そのため、フィールドによって跳弾をヒットを扱いにしない。建物内やCQBエリアに限り、跳弾はヒットとはしないとエリア制限付きのルールを定めているところがあるので、朝のフィールドの説明は良く聞くようにしよう。